保険のⅡ級コンポジットレジン充填 その2

クレア歯科クリニック、院長の平岡です。

またまたコンポジットレジンのケースです。

そんなにコンポジットレジンばっかりやっているのか?と思われるかもしれませんが、私は第一選択としてコンポジットと考えているので、毎日毎日やっております。(まあ、どんな考え方の歯医者さんでも、普通の歯医者さんなら保険治療で一番頻度の多い治療だと思います。)

以下、一応お約束の説明をしておきます。~~~~~~~~~

当クリニックでは、チャンピオンケース(特別手間暇かけて上手にできたケース)ではなく、日々の治療の内容をアップしています。

使用している画像は、術前、術中、術後、すべて患者さんに説明するために撮影し、治療後の説明時にお見せした、ペンタイプの口腔内カメラで撮影したものです。

説明用に撮影しているだけですので、一眼レフなどよりも画質は劣りますがご了承ください。
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さて、本日は詰め物をすでにしている歯の境目からむし歯が広がってやりなおしたケース(プラスとなりの歯を治療したおかげで問題が見つかったケース)です。

術前はこんな感じです。問題の歯は右下6番です。

歯のうえの面(咬合面)にはすでにレジン充填がしてあります。画面真ん中あたりに小さい穴があり、その周囲が茶色っぽく透けて見えるかと思います。この部分が中でむし歯になっています。

除去してみたらこんな感じになりました。口腔内で古いレジンと新しいレジンの接着は避けたいのと、下に虫歯があるといけないので、古いレジンも全部とってあります。思いのほか歯と歯の間にも広がっていました。なるべくレジンで済ませられるように、最低限の削除をして、なるべくコンタクトポイントを残すようにしています。(そのためにタービン以外の切削器具も使いますが、そのあたりはまた後日)

となりの歯はレジン充填してあったのですが、横から見ると、歯ぐきよりの部分がへこんでいます。10倍ルーペで見ると、この部分はレジンが不足した穴(充填不良)になっていたので、まだ虫歯にはなっていなかったのですが、ここは次回つめなおしすることにしました。

6番はコンタクトポイントが残ったので、レジンで充填しました。普通ならインレーでやる先生が多いかもしれないですね。次回5番をやるときに隣接面を確認して研磨できるというのも、今回レジンにした理由の一つです。なので、今日は隣接面の研磨はしていません。(フロスはひっかかりなく通るようにはなっています。コンタクト圧も与えてあります。)

後日5番のレジンを除去したところです。わずかに6番のレジン表面が波打っていますね。これをまずは研磨してから、5番をまたレジン充填します。

両方のレジン充填が完成したところです。フロスが入るように、フロスがひっかからないように、きちんと隣接面の形態を整えています。

これくらいの大きさだとインレーにしなきゃダメなんじゃないかという意見もあるかもしれませんが、これで破折等を起こさなければ、このままレジンで使って問題ないと思っています。私の知り合いの元歯医者に、仮歯としてほぼクラウンをコンポジットダイレクト(自費)で作成しましたが、そのまま様子を見たいといわれ、約10年たっていますが問題なく使えています。

もちろん形が悪くて物がはさまりやすかったり、フロスが引っかかってほつれるようならレジンではだめだと思いますが、あまり大きさというのは考えなくても良いのかもしれません。

やはり歯が白い方が患者さんの歯を大切にしようというモチベーションも上がりますし、白い方がだれでも嬉しいですよね。

東京都 杉並区 阿佐谷北 クレア歯科クリニック

院長 平岡 達

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